当社の特許技術である旋回流分級ユニット HELIXは、スプレードライヤー、スプレークーラー、フリーズグラニュレーターにおいて、プロセスチャンバー下部の粉体回収率を向上させることが可能な分級ユニットです。プロセスガスを動力とするため、設置工事が不要になります。既設の生産プロセスにおいても、簡易な作業で設置することが可能です。
ファインセラミックスの顆粒体製造プロセスでは、一般にプロセスチャンバー下部で回収した造粒体を製品として扱います。プロセスチャンバーを通過した微粉は、サイクロンによって回収します。サイクロンで回収した微粒子は、サイクロン内部の旋回流によって顆粒体が崩れることもあり、製品として扱わずに廃棄する、あるいは原料に戻して再利用することがあります。したがって、プロセスチャンバー下部の回収効率を向上することは、プロセスの生産効率を高めることにつながります。HELIXは、プロセスガスを動力とした回転羽根が旋回流を起こすことによって、プロセスチャンバーを通過する粉体を低減します。ユニットをサイクロンダクトの上部に設置するだけで、チャンバー下部の捕集効率を向上させることが可能です。
当社は、旋回流分級ユニットSWIRL FLOW CLASSIFIER – HELIX – YouTube HELIXをを使用したスプレードライヤー、スプレークーラー、フリーズグラニュレーターを取り扱っています。積み重ねた技術をもとに、データに基づく最適な製造プロセスを提供しています。また、旋回流分級ユニット HELIXを含む粉体加工テスト・受託加工および各種分析・測定業務も承っています。国内二拠点のパウダーテクニカルセンター(神奈川県川崎市)およびASEANパウダーテクニカルセンター(タイ)の計三拠点において、顧客の持つ技術的課題を解決するために日々運営しています。2023年に新設した第二パウダーテクニカルセンター(PTC2)では、国内最大規模の分析・測定装置を取り揃えています(粉体テスト・分析・測定サービス詳細/粉体委託加工サービス詳細)。当サービスをご紹介する特設サイトプリス粉ラボを新たにリリースしました。サービスや施設の詳細および技術資料もご案内していますので、ぜひアクセスしてください。