粉体の新製品開発、
既存製品の性能改善、収率改善を
サポートします。
スプレードライヤー、フリーズグラニュレーター、スプレークーラーを使用した新製品開発をサポートします。自社設備による試作の前に、当社設備を利用して、開発の初期検討を済ませておくことで、自社設備稼働の工数減によるコスト削減および開発スピードの加速に貢献します。また既存粉体製品の性能改善や収率改善のために、装置運転条件・原液条件検討の支援を行います。
このような課題はありませんか?
- スプレードライヤーを保有しているが、製品製造に使用しているため、開発品の製造はコンタミの懸念があるので外部に委託したい。
- 自社のスプレードライヤーで新製品を開発しているが、思うような性能が出ない。適切なスプレードライ条件を導き出したい。
- 長年引き継ぎでスプレードライ製品を製造しているが、運転条件の根拠が不明。性能にも不満がある、装置内付着が多く収率が低く、改善したい。
自社製品粉体の製作サポートの課題
スプレードライヤーの洗浄
通常、製品製造に使用しているスプレードライヤーを開発用途で使用するためには、①装置洗浄、②開発サンプル処理、③装置洗浄と、3つの作業が必要となります。
スプレードライヤーの洗浄は大変労力が必要な作業であり、かつ洗浄不備に起因するコンタミネーション(異物混入)リスクがあります。①の装置洗浄に不備があると、開発サンプルの評価に悪影響を及ぼす可能性があり、③の装置洗浄に不備があると、通常製品の不良品を生産してしまう恐れがあります。そのような懸念から、自社で保有しているスプレードライヤーによる開発品検討を断念することがあります。
運転条件調整の難しさ
スプレードライはニッチで、精通している作業者が少ない技術です。
スプレードライヤーを長年使用して製品を製造している企業でも、担当者が変わるたびに運転条件のみを引き継いで生産していて、スプレードライ技術やノウハウの引継ぎができていないことがあり、たとえば廃番による原料の変更等、避けられない原液物性の変化があった際に、運転条件調整が困難なケースが見受けられます。スプレードライ技術の知識不足により、製品性能の向上ができないことや、装置内の製品付着過多による収率低下が課題となっていることがあります。
自社製品粉体の製作サポートのサービス内容
小型~大型の各種装置による粉体製品製作
当社は最小で乾燥室径φ387mm、最大でφ3500mmのスプレードライヤーおよび3台のフリーズグラニュレーターを保有しています。
コンタミネーションリスクを排除するため、自社装置の代替として、当社の装置を使用して開発品試作を実施し製品化を支援します。ユーザー様がご希望される粉体量、粒子径等、様々な開発内容に沿う適切なスプレードライヤーを選定し、試作テストをご提案します。
製品の性能改善、収率改善を目的として現在の装置運用状況をヒヤリングし、当社装置で改善条件の試作テストを実施します。状況によっては生産現場に伺い改善課題のある装置の運用に立ち会い、アドバイス等も行います。