樹脂

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樹脂の微細粉末処理に
スプレードライヤーは最適
です。

樹脂スラリー、樹脂溶液から微細樹脂粉末を製造するために、スプレードライは広く使用されています。
ブロック、ペレット、フレークから粉砕して微細な樹脂製品を製造する際、衝撃により発生する熱劣化や、弾性体であるために目標粒子径に到達しない課題があります。樹脂溶液からスプレードライすることより、微細な粉末の製造が可能となります。

樹脂のスプレードライについてこのようなお悩みはありませんか?

  • 粉砕では到達できない微細な樹脂粉末が欲しい。
  • ペレット、フレークから品質を劣化させない粉末を製造したい。
  • 粉砕では得られない丸く粒度分布がシャープな粉体を得たい。

スプレードライが可能な樹脂の種類

スラリー・溶液で様々な実績があり、有機溶剤系も処理可能です。有機溶剤の種類によってはお引き受けできないケースもあるため、詳細はお問い合わせ下さい。樹脂溶液は高粘度物性が多いので、チューブポンプで送液できる程度まで希釈等、調製する必要があります。

樹脂のスプレードライに求められるもの

粉砕では到達できない10μm以下の微粒子や、球形で粒度分布がシャープな粉体が求められます。粉砕では衝撃による熱で糸を引いてしまい、粉体化できない物性でも、樹脂溶液を調製後、スプレードライすることで粉末化することができます。

注意点は、樹脂の軟化による乾燥チャンバーへの付着です。
スプレードライヤーの排気(出口)温度が、樹脂の軟化点以上であると、噴霧乾燥された樹脂粒子が装置壁面や円錐部に到達した時に付着してしまい、粉体として回収できなくなります。そのため、樹脂の軟化点以下に乾燥チャンバー内温度を制御することが重要です。樹脂の物性によっては、粒子内に溶媒分を抱え込んで蒸発させにくいものもあり、より多くの熱量を与えないと乾燥不足による付着が発生してしまうケースもあります。軟化点以下の排気温度に制御しつつ、溶媒を十分に蒸発させる熱量を与えないと粉体化できないのが、スプレードライにおける樹脂の難しさです。許容上限まで排気温度を上昇させて、サンプル液の送液速度を少量に制御し、スプレードライヤーにある程度の余裕をもった運転から調整していきます。

樹脂に関するサービス内容

  • スプレードライヤーによる
    受託加工・試作テスト造粒
  • フリーズグラニュレーターによる
    受託加工・試作テスト造粒
  • 粉体の特性評価
    (粒度分布、粒子形状、流動性、かさ密度、
    粒子強度、比表面積、真密度、水分値)
  • 自動ふるい機による粉体の分級
  • レオメーター、レーザー回折粒度分布計、
    粘度計によるスラリーの特性評価

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