ファインセラミックスを中心に幅広い品目、業界のスプレードライ経験、
ノウハウがございます。
プリスではスプレードライヤーおよびフリーズグラニュレーター装置メーカーの技術力と経験を活かし、セラミックスを中心に金属や樹脂、医薬品など、幅広い品目の受託加工を承っています。
微細原料粉に流動性を付与する造粒は、セラミックス製造に重要な工程です。当社では造粒の前工程のスラリー調製から、後工程のプレス、焼成サンプル作製まで請け負い、ユーザー様の研究開発の支援や、受託加工生産の品質管理に貢献します。
スプレードライは、19世紀に食品の粉体化ニーズにより発明された、長い歴史を有した粉体製造方法です。液体を粉体化することにより、長期保存可能、輸送コスト削減等の優位性が生まれます。当社では豊富なテスト実績・装置納入実績により、初めてスプレードライを検討されるユーザー様でも適切に粉体化できるよう、アドバイス等、サポートします。
金属製品製法の一つである粉末冶金において、スプレードライによる造粒は流動性を付与することはもちろん、異なる素材を分散させたスラリーを瞬間乾燥させることにより、偏析の少ない複合粒子を製造することに適しています。複合粒子は粉末冶金だけではなく、溶射材にも適しており、またセラミックスと複合させることによるサーメットの製造にもスプレードライは使用されています。
樹脂スラリー、樹脂溶液から微細樹脂粉末を製造するために、スプレードライは広く使用されています。
ブロック、ペレット、フレークから粉砕して微細な樹脂製品を製造する際、衝撃により発生する熱劣化や、弾性体であるために目標粒子径に到達しない課題があります。樹脂溶液からスプレードライすることより、微細な粉末の製造が可能となります。
原薬から賦形剤まで、医薬製剤の様々な製造にスプレードライが使用されています。
球形粒子が得られるため、流動性・充填性が高く打錠安定性の向上、非晶質化による溶解性の改善、難溶解性添加物とのマイクロカプセル化による徐放性の付与、ドラッグデリバリーシステムへの活用等、幅広く使用されています。
スプレードライは、微粒化した液滴を瞬間的に熱風で乾燥させるため、乾燥時間が短く、かつ気流中による乾燥は低熱伝導のため粉体が昇温しにくく、熱の影響を受けにくい特徴があります。そのため菌体等の微生物の活性を維持した乾燥粉体の製造に適しています。
スプレードライは、工程が簡略化できる、熱影響を受けにくい、球状で粒度分布がシャープ等の様々な利点があるため、幅広い化成品製造に適用されています。当社ではユーザー様の希望に沿った特性の粉体を得るために、適切な運転条件にてスプレードライ処理します。