技術を通じて、持続可能な社会の進歩発展に貢献します。
私たちの使命は、技術革新を通じて社会の発展に貢献することです。当社は、2005年の設立以来、継続した研究開発および事業吸収を通じて技術領域を拡大してきました。当社の技術は、古くは1914年創業の前身企業にまで遡ります。100年超の歴史を持つバイオプロセス技術、また50年にわたって積み重ねた粉体技術および精密洗浄技術を背景に、これら三つの技術領域を組み合わせて事業を展開しています。
スプレードライヤー(噴霧乾燥装置)、スプレークーラー(噴霧冷却凝固装置)、フリーズグラニュレーター(噴霧凍結乾燥造粒装置)を中心とした粉体技術領域では、食品・医薬品から金属・ファインセラミックス・触媒等の先端材料、また化学品にいたるまで、幅広い産業界で事業を行っています。
振とう培養機(バイオシェーカー)、高圧蒸気滅菌装置を中心としたバイオプロセス分野においては、食品・飲料・バイオ医薬品に加えて、バイオディーゼル等の再生エネルギー分野で使用されるプロセスを提供しています。また、長年積み重ねた恒温振盪技術をもとに、日本赤十字社の血液センターおよび国内の大規模病院向けに、血小板保存振とう装置を提供しています。
工業用の精密洗浄分野では、半導体パッケージや電子部品、精密部品等の洗浄プロセスとして、水系・準水系および非水系洗浄剤を総合的に取り扱った精密洗浄システムを設計・製造しています。
すべての製品・ソリューションは、顧客の目指す付加価値を実現するため、個別に対応しています。あらゆる技術的な可能性を追求し、付加価値を最大限に高めたプロセスおよびソリューションを提供します。
研究開発については、自社開発に加えて、国内外のアカデミアおよび民間企業と幅広く技術交流を行っています。粉体技術領域においては、国内二拠点のパウダーテクニカルセンター(神奈川県川崎市)およびASEANパウダーテクニカルセンター(タイ)の計三拠点を運営しています。また、バイオテクニカルセンター(埼玉県川口市)および洗浄テストセンター(埼玉県川口市およびマレーシアの計二拠点)も含め、継続的に研究プロジェクトを立ち上げることによって、日々実績を積み重ねています。
今後も、技術ポートフォリオのさらなる深化と拡充により、技術を通じて持続可能な社会の進歩発展に貢献します。
株式会社プリス
代表取締役 CEO 加藤 隼人
代表経歴
加藤 隼人
Hayato Kato
1980年生まれ。東京理科大学卒、筑波大学大学院修了。商社勤務を経て、2007年に当社関連会社である株式会社アイサー商事に入社。グループの組織・財務再編を担当。2008年に当社入社。粉体プロセス部門の事業戦略立案およびパウダーテクニカルセンターの投資計画を担当。2010年に当社取締役に就任し、グローバル事業戦略を策定。また、微生物培養および滅菌工程を扱うバイオプロセス部門を立ち上げ、バイオテクノロジー分野に参入。同年、株式会社アイサー商事の代表取締役に就任し、グループ経営を開始(2014年よりグループCEO、現任)。2012年に当社代表取締役CEOに就任(現任)。2014年に、新たに洗浄プロセス部門を立ち上げ、精密洗浄技術分野に参入。現在の技術ポートフォリオ経営を確立。国内外の大学や公的研究機関、民間企業と幅広く技術交流を行い、固有の先端技術に着眼した技術経営を行っている。趣味は猫の飼育と植物栽培。