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【フリーズグラニュレーターテストレポート】コンプレッサー圧力と供給速度変更に伴う、粒子径・形状について
2018.05.29更新
フリーズグラニュレーターの基本的な運転条件として、
①コンプレッサー圧力
②供給速度
上記2点があります。
今回のテストでは上記2点の運転条件を変更して運転した際に、
どのような粒子を得ることができるのかを検証します。
今回テストに使用した装置
写真1 フリーズグラニュレーター
【フリーズグラニュレーター運転条件】
コンプレッサー圧力: | 0.3MPa、0.5MPa |
---|---|
ポンプ目盛(原液供給速度): | 40rpm、80rpm |
【スラリー条件】
原液: | アルミナ 75wt% |
---|
上記原液で処理したところ、以下の粒子を得ることができました。
測定結果
表1 条件違いによる粒度分布Dv50(μm)
条件 | コンプレッサーエアー圧力(MPa) | ポンプ目盛(rpm) | 粒度分布Dv50(μm) |
---|---|---|---|
No.1 | 0.3 | 40 | 242.0 |
No.2 | 80 | 291.1 | |
No.3 | 0.5 | 40 | 201.7 |
No.4 | 80 | 243.3 |
図1 顕微鏡写真
図2 粒度分布(体積)
赤:条件No.1 0.3MPa 40rpm
緑:条件No.2 0.3MPa 80rpm
青:条件No.3 0.5MPa 40rpm
茶:条件No.4 0.5MPa 80rpm
図3 円形度
赤:条件No.1 0.3MPa 40rpm
緑:条件No.2 0.3MPa 80rpm
青:条件No.3 0.5MPa 40rpm
茶:条件No.4 0.5MPa 80rpm
上記図2・3のように、コンプレッサー圧力が低く、送液速度が多い条件が一番粒子径が大きく、また円形度も高いことが確認できます。
上記結果は、スプレードライヤーで検証を行った際にみられた傾向と同じとなりました。
※詳細は技術情報「コンプレッサーエアー圧力の違いによる粒子径の違いについて」と「原液供給速度の違いによる粒子径の違いについて」を確認。
本件につきまして、お問い合わせの方は下記連絡先またはWebサイトのお問い合わせよりご連絡頂きたいと思います。
プリスではスプレードライヤー設計・製作、テスト・受託加工業務、フリーズグラニュレーターのテスト業務を請け負っています。
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